（↑駅前の点字ブロックの上に違法駐輪をしているのを見ると、こうしてやりたくなります…え？ボクってクマ？）
「バリアフリー」って言うと何を思い浮かべますか？
代表的なところでは、車椅子の移動でジャマになるもの…階段、段差、駅前の不法駐輪…
それに、世間の偏見…こんなものでしょうか？
ボク自身も障害児の父ですので、ある程度は理解していたつもり、だったんですが…
この施設の子を通じて、意外な「バリア」があることを知りました。
それは「家庭」です。
前回、遊園地に行きたいけど「ウチはムリ…」という女の子の話をしました。
短い時間の中で、彼女の家庭環境を聞き出すことは、当たり前ですが出来ませんでした。
が、彼女と少し話をしているうちに、
「親に負担はかけたくない」
「頼んでもどうせ無理」
という２つの「バリア」を持っていることが分かりました。
目をキラキラさせて、「いつか絶対行きたい！」ところがあると言うのです。
お金も２～３万もあれば十分です。いや、近場ならもっと安くで行けます。
介助だって受けられるのです。
なのに「ウチはムリ…」とは…悲しいじゃありませんか。
傍目には「そんなの簡単じゃん！」
と思えるようなことも、本人には、それこそ夢なんでしょうか。
「よし！じゃあボクがその夢、かなえてあげよう！」
と言いそうになっちゃいました。
が…少なくとも、ボクのようなボランティアの善意をきちんと受け止められるような環境づくりが先だと思い、口には出しませんでした。
もしかすると、家族の方が、心配して外に出さないのかも知れませんし。
まして、女の子はセクハラの被害も多いといいますから。
どの家庭にも、それぞれ事情はあるものです。
しかし、本人が遠慮して、やりたいこともできないというのでは気の毒です。
もっと、障害者が、やりたいことをやりたいと、ハッキリ言える環境づくりが必要なのです。
本当の「バリアフリー」は、もっともっと先のことかもしれません。
ボクには、駅前の点字ブロック上の違法駐輪一つ見ても、まだまだ社会が障害者を拒否しているように思えてなりません。
点字ブロック上の自転車は即撤去＆罰金！
義務教育はもちろん、大学生まで、必ず長期のボランティアを義務付ける！
雇用や進学の際、社会貢献により、優遇する！
障害者の雇用のため、一定の産業を障害者雇用専用の特許にしてしまう！
そして…ここが一番大事だと個人的には思ってるんですが…障害者やその親も、何か社会貢献をして、社会に積極的に関わっていく…
ここまでくると政治の問題ですね。
役所で働いてると、そんな話題にも仕事として関わっていくことがあるもので…
まあ、勝手なことを書きました。
一人では世の中全体を変えることはできませんが、自分の住む地域…まあ、町内会ぐらいでしたら、チャンスはあると思うんです。
そうやって、子どもたちに、明るい未来を準備してあげることが親の役目かな…と思っています。
あ、今回、妙にマジメでしたね…
